1971年横浜市に生まれる。高校2年のとき、キリスト教の洗礼を受ける(横浜緑園キリスト教会にて)。明治学院大学を卒業後、KGK(キリスト者学生会)主事として3年間働き、神学校(聖書宣教会)に入会。2000年3月に卒業。4月より、福音交友会岸和田北聖書教会牧師就任。2020年4月より、同じく福音交友会岸和田聖書教会牧師就任。
2000年4月に北教会の牧師となり、5月に結婚した私たち夫婦に、神さまは三人の子どもたちを与えてくださいました。みな、岸和田生まれの岸和田育ちです。
第一子、女の子が産まれました。初めてだっこをさせてもらってからしばらくたったとき、泣けて泣けて仕方がありませんでした。娘を見た瞬間、無条件に「愛してる」と思いました。神さまが私のことをこのように思ってくださっていると考えたら、うれしくてうれしくて泣けて来たのです。クリスチャンになって何年もたっていましたが、改めて「父なる神の愛」を知りました。
第二子は男の子でした。実は出産前、まだ妻のお腹にいたとき、この子は障がいを持っているかもしれないと診断されていました。私は「障がいを持って生まれてくるなんて、この子がかわいそう」と思いました。しかし、気づいたのです。「そんな風に考える親に育てらるからこの子はかわいそうな子に『なる』のだ」と。神さまの前にかわいそうな子などだれもいない、と。生まれて来た子には心配されていた障がいはありませんでした。しかし、どんな子であっても神さまは喜んでおられるということを学びました。
末っ子の娘は重度の知的障がいを伴う自閉症児です。それが分かったとき、私たち夫婦は絶望することなく、平安を保つことができました。息子の出産のことで神さまからレッスンを受けていたからです。今に至るまで、それは大変な毎日でした。夜泣きの時期を過ぎてもなかなか眠らず「午前様」が続き、いつのまにか教会の屋根に上がり(お向かいさんが見つけてくださり間一髪セーフ)、家からいなくなって探し回ること数回(岸和田警察のみなさんには大変お世話になりました)。今、生きているのが奇蹟だと思うときがあります。でも守られているんですね。彼女は今も最高の笑顔をみんなに見せてくれます。
みなさんに一つ、聖書のことばをご紹介します。
「あなたの神、主は、あなたのただ中にあって救いの勇士だ。
主はあなたのことを大いに喜び、その愛によってあなたに安らぎを与え、
高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる。」 旧約聖書 ゼパニヤ書 3章17節