悲しみが喜びに変わる日、イースター。 山里 将之

みなさん、こんにちは!
貝塚聖書教会の山里将之です。

4月に入り、新しい年度の歩みが始まっています。世の中を見渡すと、暗く、悲しく、不安や恐れにかられるようなニュースばかりですが、そのような中でキリスト教会は、希望を見失わず、しっかりと光を心に抱いて、神様の恵みと祝福を皆さんとともに出来るように励んでいます。

とりわけ、今、この記事を書いている今日、4月17日は、今年2022年の復活祭、イースターでした。イエス・キリストのよみがえりを記念するイースター。最近では、私たちの国、日本でもだいぶなじんできたようで、教会よりもむしろ町中のあちこちで、たまごを飾ったり、うさぎのマスコットがあしらわれたりしているのを目にします。クリスマスと同じく、キリスト教に由来するお祝いが受け入れられているのは、「本家」クリスチャンたちにとっても、とても嬉しい事です。

ここ最近の、私の歩み、教会の歩み、私たちの教会が所属しているグループの歩みをふりかえってみますと、

・3月31日〜4月2日 中高生向けのキャンプ(少年自然の家)。
・4月3日〜8日 およそ3年ぶりに実家の母と再会、久々の親孝行。
・4月7日 長女が中学校に入学。
・4月12日 敬愛する、前任の牧師が神様のもとへ。15日に告別式。
・4月16日 教会で中高生向けのウェルカム集会。
・4月17日(今日、イースター) キッズイースター、礼拝後墓前礼拝。

と、いろいろな経験をさせて頂いた数週間でした。嬉しいこともあり、悲しい別れもあり、その悲しみへの慰めと励ましが与えられて、イエス様の復活の事実に希望をともにさせて頂く、そんな歩みがありました。告別式の翌日が、中高生向けのウェルカム集会ということで、気持ちの切り替えが大切だなと思って当日を迎えてみると、そこにお孫さんにあたる○○君の姿が。開催するこちらがむしろ励まされる思いになりました。

復活の喜びと、永遠のいのちを信じるクリスチャン。世間的には、「喪に服す期間」は、なるべく慎ましくする方が良いと考える方も多いと思いますし、実際、クリスチャンにもそう考える方も少なくありませんが、一方で、何がイエス様の喜びとなるかを第一に考え、ご家族にとって慰めとなり、励ましとなるかを考えてみる時に、人によってはともに楽しい時を過ごすことの方が、励ましとなる事もあります。そのような時に、そのように出来てしまうのもまたクリスチャンです。

告別式の翌日のウェルカム集会で、ともに讃美し、ともに聖書のみことばに聞き、ともにゲームを楽しみました。思いや気持ちはこれからもいろいろ通ることでしょうけれど、少しでも励みになれればと願っています。

くり返しになりますが、クリスチャンがそう出来るのは、またそうしたとしても不遜でもなければ失礼でもない、むしろ慰めとなり励ましとなるのは、やっぱり、イエス様の復活のおかげです。イエス様がよみがえらなかったなら、親しい方の死を前にして喜んだり楽しんだりといった事は、やはり失礼だし不遜な事でしょう。けれども、死は終わりではない。むしろ、神ととともにある本当のいのちの始まりなのです。私たちは、イエス様を、「昔死なれた偉い人」としてではなく、「よみがえられて、今、生きて、私たちとともにおられるまことの友」として向き合っています。だからこそ、死の先にある復活のいのちの喜びを覚えて、イースターをお祝いする事が出来るのです。

ぜひ、この喜びを、私たちとともにして頂ければ、と願っています。

「あなたがたは、どうして生きている方を死人の中に捜すのですか。
ここにはおられません。よみがえられたのです。」
ルカの福音書24章5-6節

写真:ウェルカム集会でのお菓子コーナー

 

 

 

 


2022年04月18日